山で1泊すれば、日帰りで山登りするときより2倍近い距離を歩けます。

 

手軽に山小屋を利用することもできますが、ある程度山に慣れてきたらテントや寝袋を使って1泊してみてはいかがでしょうか。

テント

 

 

宿泊費用が節約できますし、テント泊ならではの楽しみ方もたくさんあります。

 

難易度が高いと思われがちなテント泊。

 

どんな特徴があって、どんな登山アイテムが必要なのかを知って、準備万端で挑戦してみましょう!

 

コレって本当?テント泊にまつわる3つのウソ・ホント

テント泊についてネットで調べていると、「これってホントなの??」と思うような記事に出会うことがありますね。

 

そこで、登山サイトやヤフー知恵袋などに寄せられている疑問をまとめました。

 

テント泊は若い人向きってホント?

これは、いちがいにホントとは言えません。

 

Yahoo知恵袋でも「山登りは若い人向けなのか」といった質問が多いように、テント泊をためらう一番の理由は、「年齢」や「体力的」な問題なのかもしれませんね。

 

以下に、実際に寄せられた回答をまとめてみました。

 

 

テント泊できるのは、体力的に若い人。体力がないとテント泊は無理!


 

空調設備が一切ないから、冬は寒いし夏は暑い。若い人じゃないと辛いと思う。


 

テントや寝袋、食料をもっていくとなるとリュックの重さは10s以上になるので、若い人向きかな。


やはり、「テント泊=若い人向き」といった回答が目立ちますね。

 

テント泊するときは荷物が増えるので、当然のことながらリュックは重たくなります。

 

テントに寝袋、夕食の食材や調理器具などを足すと、リュックの総重量は10〜15sほどです。

 

通常の荷物プラス3〜5sといったイメージでしょうか。

リュック

 

山登りでは、これだけ重さのリュックを背負って歩き続けなければいけません。

 

どんなにヘトヘトに疲れていても、寝場所を作るためには自分でテントを設置しなければいけませんし、お腹を満たすためには夕食の用意も必要です。

 

こういったことをふまえて考えると、テント泊が若い人向けだと言われている理由は、「肉体的、体力的に負担が大きいから」だと言えるでしょう。

 

とはいえ、若い=体力があるというわけでもありません。

 

大事なのは、重さ10〜15sのリュックサックを背負って一日中歩き続け、さらにテントの設置や調理をこなす体力があるかどうか。

 

つまり、年齢的に若くない人でも、基礎体力がUPすればテント泊は十分可能だということです!

 

テント泊する前に、何度か山に登って山歩き慣れておき、基礎体力をつけておくと良いかもしれませんね。

 

テント泊ならお金がかからないってホント?

これは、ホントです。

 

ただし、年に2〜3回以上テント泊する人に限ります。

 

山小屋に宿泊する場合は1泊2食付きで6,000円〜10,000円かかりますが、テント泊なら宿泊代金は0円です。

 

かかるのは食材費くらいなので、せいぜい1,000円くらいでしょう。

 

これだけ見ると、テント泊は激安ですね。

 

でも、テント泊するためには、宿泊するための登山アイテムを揃えなければいけません。
(記事の最後で、必要な登山道具についてまとめてあります)

 

テント泊

 

テントにシュラフ、調理道具を一式揃えるとなると、どんなに安く見積もっても1万円以上の予算が必要です。

 

冬の山は寒いので、防寒アイテムをプラスするとさらに費用がかかります。

 

テント泊がお得なのは、年に2回以上山で宿泊する人です。

 

自分の登山スタイルや登山ペースを考えたうえで、テント泊がお得なのかどうか判断してみてくださいね。

 

テント泊は気楽ってホント?

これは、ホントです。

 

テント泊は、肉体的には大変ですが、精神的には「気楽」と感じる人が多いようです。

 

テントが気楽だという登山家の意見をいくつかピックアップしてみました。

 

  • 山小屋は、混雑していると1枚の布団で2人寝なきゃいけない。テントなら、混雑も関係なし。
  • テント泊なら、他人のいびきや会話、音があまり気にならない。
  • チェックインやチェックアウトの時間がないから、登山スケジュールを最優先にできる。
  • 好きな場所で、好きな時間に寝起きできる。
  • お金がかからないから、気軽に山登りできる。

 

登山ブームで山小屋の利用客が増えているため、ツアー客で山小屋が混雑していることがありますが、テント泊なら自分の寝場所をしっかり確保できます。

 

また、テントは完全防音ではありませんが、山小屋の同室で荷物をガサガサ出し入れされたり、いびきをかかれるよりは、ずいぶん静かです。

 

さらに、テント泊は場所を選びません。

 

自分の体力や、登山計画に合わせて宿泊場所を選べるので、時間に縛られずに自由に山登りできます。

 

山小屋のようにお金がかからないので、お財布の中身を気にせず登山に出かけられるのも嬉しいですね。

 

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テント泊する場合は「食糧計画」も忘れずに!

日帰りや山小屋利用の登山なら、「登山計画(山行計画)」だけで良いですが、テント泊の場合は「食糧計画」も必要です!

 

テント泊では、自分が食べるものを自分で用意しなくてはいけません。

 

食材はもちろん、調理道具も必要です。

 

「レトルトを温めるだけでいいや」という人も、レトルトを温めるためには湯を沸かすための「登山用バーナー」と「鍋」が欠かせません。

 

ドライフード

 

山登りは思ったよりもエネルギーを消費するので、「ちょっと多め」に持って行くようにします。

 

でも、あれもこれもと持って行くと、リュックが重たくなって大変です。

 

いざ山登りを始めたら、重たくて体が辛い・・・なんてことにならないように、必要なものをすべて詰めたらリュックをかついでみましょう。

 

テントやシュラフの重量は減らしようがないので、「重たすぎる」と感じる時は食材の量や種類を考え直します。

 

例えば、

  • 「生麺より乾麺」
  • 「液体のレトルトよりフリーズドライ」
  • 「生米よりお湯で戻すアルファ米」

という具合です。

 

なお、登山計画については以下を参考にしてください。

 

 

また、登山届は強制ではありませんが、テント泊は危険なことも多いので必ず提出しておきましょう。

 

登山届け

 

《参考ページ》

山登り中に捻挫や骨折をした場合の対処法

登山届の提出方法は、「山登り中に捻挫や骨折をした場合の対処法」の記事後半にまとめてあります。

登山届け

テント泊に欠かせない登山アイテム

テント
シュラフ
マット
調理器具

 

基本装備のリュックや雨具に加えて、テントやシュラフ、マットや調理器具が必要です。

寝袋

 

テント内に敷くマットは絶対ではありませんが、居住性が大きくUPします。

 

テントは年中同じで構いませんが、シュラフは季節に合わせて1〜2個用意しておくと良いかもしれません。

 

山は夏でも朝晩と冷え込むので、「ちょっと暑いかな?」くらいの装備で十分です。

 

テントやシュラフ、調理器具の選び方は、こちらを参考にしてみてください。

 

どのブランドで買うか迷ったら、「登山グッズを扱うメーカー・ブランド」で登山家のおすすめをチェックしてみましょう。

 

 

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