山登りは計画が肝心!初心者がどう計画を立てれば良いか

 

初心者が山登りを楽しめるかどうかは、どのような計画を立てるかにかかっています。

 

難易度が高すぎる山を選んでしまうと楽しめなかったり、途中で引き返さなければいけないこともあります。

 

山を登る

 

 

初めての登山を終えた後に「もう登山なんてこりごり!」という人たちの話を伺ってみると、計画の立て方やスケジュールに無理があることが多いです。

 

ここでは、初心者向きの山の選び方や、登山計画を立てる時の3つのポイントをまとめました。

 

初心者向きの山はどう選ぶ?

街中と山では、道路の状態が違います。

 

登山者用に整備されている山でも、道には小石がゴロゴロ転がっていますし、平坦な道ばかりではありません。

 

初心者の山登りでは、「自分にどれだけ体力があるのか」を知るためにも、難易度の低い山から挑戦しましょう。

 

登山用ガイドブックから山を選ぶ場合には、「初心者向け」や「低難易度」、「日帰り登山」が可能なものから選びます。

 

ガイドブックによって「初心者」や「難易度」の解釈はバラバラですが、所要時間3〜4時間、標高は1000m〜1500m、累積標高差が700m〜1000mの山が紹介されていることが多いです。

 

所要時間3〜4時間というのは、休憩時間を含んでいません。

 

実際は、山登りの最中に休憩をはさんだり、山頂で景色を楽しんだりしますから、トータル5〜6時間はかかると思った方がいいでしょう。

 

標高が1000〜1500mと低めに設定されている理由は、2つあります。

 

1つ目は、高い山ほど歩く距離が長くなり体力的に厳しくなるから。
2つ目は、気象の影響を受けやすいからです。

 

標高が高いほど天気は荒れやすく、雨風が強いと体温や体力の消耗が激しくなります。

 

北海道の2000m級の山では、夏場でも疲労凍死の事故が起こっていますから、初めての山登りは無理のない選択をおすすめします。

 

累積標高差というのは、山のアップダウンを考慮して計算したものです。

 

山登りは、ひたすら上に上にと登るわけではありません。登ったり下りたりと、ジグザグしながら登頂を目指します。

 

山登り

 

そのため、山登りでは標高と歩いた距離は一致しません。

 

「標高1000mの山なのにひどく疲れたな・・・」と思って累積標高差を調べたら1000mを大きく超えていたということもあります。

 

山選びでは、標高だけでなく累積標高差※も確認するようにしてください。

 

※累積標高差の計算について

 

例えば、標高1100mの山を登る時に、500m登って150m下り、さらに550m登って20m下り、200m登って山頂に到着したとします。
この時の累積標高差は、「500m+550m+200m=1250m」です。
登りの総和を累積高低差で表します。

 

登山計画を立てる2つのポイント

事前にしっかり計画を立てておけば、道に迷ったり、時間通りに帰宅できないといったトラブルを防ぐことができます。

 

当日の山登りを楽しむためにも、コースや交通手段について計画しておきましょう。

 

1.コースを決めよう

初心者向けの山を選んだら、次はコース選びです。

 

現地に行って気分でコースを選ぶのではなく、事前にどのコースにするのかを決めておきましょう。

 

登山用ガイドブックには、「コースの所要時間」や「概要(どこポイントを通過するのか)」などが記載されています。

 

「初心者向け」などの記載がなく、どのコースを選べばいいか分からない時は、なるべく起伏が少ないコースを選ぶようにしてください。

 

起伏が多いほど累積高低差が大きくなるので体力の消耗は激しく、歩く距離も長くなります。

 

初心者向けコース設定は、「往復型」もしくは「周回型」の2つです。

 

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往復型

 

行きも帰りも同じコースを歩きます。

 

行きと帰りで景色の変化がないというのがデメリットですが、登りで歩いた道を戻るだけでいいという安心感があります。

 

初めて登山する人や、道に迷うのが心配な人は往復型を選ぶといいでしょう。

 

周回型

 

行きと帰りで違うコースを歩きます。

 

いろいろな景観を楽しむことができるというのがメリットですが、行きと帰りで2つのコース概要をチェックしておかなければいけません。

 

コースによって登り・下りの相性がありますから、ガイドブックを参考にしたり、登山経験者の意見を聞くなどしてコース決めをする必要があります。

往復型周回型

 

2.交通手段を決めよう

初心者向けの山は、休憩を含めて5〜6時間で登れるように設定されているものが多いですが、何時に現地に着くかによって登山スケジュールが変わってしまいます。

 

「どの交通手段で山まで行くのか」ということと「何時から歩き出したいのか」の2点についても計画しておきましょう。

 

以下に、交通手段ごとのメリット・デメリットをまとめました。

 

それぞれの特徴を理解したうえで、どのような手段で山に向かうかを決めてください。

 

自家用車

 

メリット

  • 出発時間を自分で自由に調整できる。
  • ガソリン代や高速代だけでいいので、複数人で行けば経済的

 

デメリット

  • 時間帯によって道が混雑するため、スケジュール通りに到着できない可能性がある
  • 山登り後に疲れていても、自分で運転して帰らなければいけない

 

タクシー

 

メリット

  • 出発時間を自分で自由に調整できる
  • 登山前後で運転しなくていいので、楽

 

デメリット

  • 時間帯によって道が混雑するため、スケジュール通りに到着できない可能性がある
  • 運賃が高い

 

電車やバスなど

 

メリット

  • 車と違って到着時間のズレが少ない
  • タクシーと比べると安い
  • 登山前後で運転しなくていい

 

デメリット

  • 運行ダイヤに合わせなければいけない
  • 下山時刻が遅れると乗れなかったり、待ち時間が長くなる可能性がある

 

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