山登りでテント泊する前に山小屋を利用する

 

1泊2日のテント泊だと、リュックの総重量は10sを軽く超えることがほとんど。

 

テントの居住性にこだわると15s近くなることもあります。

 

でも、初めての山登りで10s以上の荷物を背負い続けるのはかなり大変です。

 

1泊2日で登山する予定なら、まずは「山小屋」を利用してみましょう。

山小屋

 

 

荷物が軽くなるのはもちろんのこと、山登りで疲れた体力を回復することもできます。

 

ここでは、山小屋での過ごし方やマナーについてまとめました。

 

山小屋ってどんなところ?

山小屋は、登山客が宿泊するための施設です。

 

設備によって受けられるサービスは変わりますが、「食事」と「寝床」を提供してもらえるところが多いです。

 

初心者は慣れない山に登るだけでヘトヘトになります。

 

山小屋だと荷物を減らせるうえに、温かい食事と布団を用意してもらえるのでとても心強いですよ。

 

若い女性の登山客が増えてこともあって、ペンションのように綺麗な山小屋も増えてきていますが、「サービスが魅力の温泉旅館」とは全くの別物。

 

お風呂は必ずあるとは限りません。

 

「あったらラッキー!」程度に思っていた方がいいでしょう。

 

しかも、お風呂があったとしても、石鹸やシャンプーなど自然に悪影響になるようなものは使用禁止なことが多いです。

 

トイレだって、家庭用の水洗トイレがあるところはまだまだ少ないです。

 

使用済みトイレットペーパーを流さないトイレや、汲み取り式など様々。

 

洋式の綺麗なトイレにしか慣れていない人は、ちょっと戸惑ってしまうかもしれません。


なお、山小屋には夕方の4時までにつくようにしておきましょう。

理由は3つあります。

 

山は平地よりも暗くなるのが早いから

 

あっという間に真っ暗になってしまいますから、安全面を考えて早めに到着するように計画しておきましょう。

 

山小屋側の観点から

事前予約していない場合、夕方4時を過ぎると準備でバタバタするため迷惑になります。

 

また、事前に予約している場合でも夕方4時を過ぎそうなら電話連絡しておくのがベターです。

 

寝床を確保するため

ほとんどの山小屋は、予約した時点で寝床の場所は決まっていません。

 

当日受付した順番で割り振られるか、受付順に自分で指定するかのどちらかです。

 

壁際で寝たい、2段ベッドの上の段で寝たいなど希望があるのなら、早めに到着しておきましょう。

 

ちなみに、ゆったり眠るなら角のスペース、夜中にトイレに頻繁に行くようなら迷惑になりにくい入り口付近が気楽です。

 

山小屋はどうやって予約する?

ほとんどの山小屋は、事前に予約しておかなければいけません。

 

当日に部屋が空いていれば予約なしでも利用できることがありますが、万が一満室だったら・・・ということ考えて、出発前に必ず予約しておきましょう。

 

山小屋の予約方法は2種類あります。

 

山小屋の管理会社に直接申し込む方法

 

八ヶ岳で山小屋を探すとしたら、「八ヶ岳 山小屋」といった風にインターネットで検索してみてください。

パソコン

八ヶ岳で利用できる周辺の山小屋がいくつか検索結果に表れます。

 

その中に希望の施設があれば、直接電話して申し込んでおきましょう。

 

最近は施設のHPがあるところも多いので、予約前に確認して設備や料金を比較すると良いかもしれませんね。

 

なお、料金の支払いは宿泊当日の受付時もしくは小屋を出るときに支払います。

 

クレジットカードなどで事前引き落とし、ということはほとんどありません。

 

旅行会社のパッケージツアーを利用する方法

 

初心者でも安心して参加できるような登山ツアーに、山小屋宿泊がセットになったものも増えてきています。

 

登山ツアーはそれなりに費用がかかりますが、はじめての山小屋泊で不安だという人は検討してみるといいでしょう。

 

一緒に行動を共にする仲間がいると心強いですし、同じ趣味を持つ人と話すのは楽しいものです。

 

 

山小屋での過ごし方

山小屋に到着したら、まずは受付を済ませましょう。

 

受付では名前や住所のほか、山小屋に到着するまでに利用したコースや、明日の予定について書く欄が設けられていることが多いです。

 

あまり考えたくないことですが、山で万が一のことが起こった時に捜索する手掛かりにもなりますから、面倒くさがらずにちゃんと記入しておきましょう。

 

受付を済ませたら、決められた場所で靴を脱いで室内に入ります。

 

山登りの靴は似ているものが多く、他の人が間違えて自分の靴を履いていってしまったというトラブルも少なくありません。


大勢が利用する山小屋では、左右の靴ひもをくっつけるようにして結び、目印をつけておくと安心です。

靴

それでも心配な方は、持参したビニール袋に靴を入れて室内に持ち込むといいでしょう。

 

室内に入ったら、リュックを決められた場所に置きます。

 

部屋の真ん中に置きっぱなしにすると他の人の迷惑になりますから、隅の方に置くようにします。

 

また、山小屋の多くは、濡れた衣類を乾かすための「乾燥室」が設けられています。

 

当日の夕方頃に干しておけば翌朝には乾くので、雨で濡れたものは到着したらすぐに干しておきましょう。

 

夕食は、夕方6時頃のことが多いです。

それまでは、フリータイム。

 

天気が良ければ山小屋の外で景色を楽しんだり、他の利用者と会話を楽しんで食事を待ちましょう。

 

夕食の後は、山小屋の談話室などで会話を楽しむといいでしょう。

 

宿泊した人の手記を見てみるのも面白いですよ。

 

各施設では消灯時間が決められているので、それまでに眠るようにします。

 

消灯時間は19〜21時に設定されていることが多いですが、消灯時間前でも眠くなったら寝て構いません。

 

なお、夜中や早朝にバタバタと動き出すと他の人の迷惑になりますから、リュックからランプ・時計・水筒などはリュックから出して枕元に出しておくのがベターです。

 

起床したら、すぐにトイレに行くようにします。

 

特に女性トイレは混むので、荷物整理などは後まわしにして、とりあえずトイレに行っておいた方がいいです。

 

朝食は、早くても5時半〜6時です。

 

山小屋の利用者が多い場合は先着順に朝食をとることになるので、トイレを済ませたらすぐに朝食に向かいましょう。

 

朝食をとるのが遅れてしまうと出発時刻が遅くなり、スケジュールが崩れてしまいます。

 

スケジュールの都合で朝食時間より前に出発したい人は、山小屋の受付時に相談してみましょう。

 

施設によっては、朝食弁当を作って持たせてくれることもあります。

 

山小屋でのマナー

ホテルや旅館のように「個室」タイプの山小屋は料金が高いですし、施設数もまだまだ少ないです。

 

山小屋の多くは、大勢の人で1部屋のスペースを共有します。

 

ホームページを見た時に、部屋の種類に「相部屋」と書かれているところなんかがそうです。

 

ここでは、相部屋の時に知っておきたい3つのマナーをご紹介します。

 

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1.音と光のマナー

目覚まし時計のアラームやスマホの音量はOFFが基本です。

 

マナーモードにしておきましょう。

 

トイレに行くときにライトを使用する場合は、寝ている人の顔を照らさないようにします。

 

ライトを足元に照らすとまぶしいので、天井に向けるようにして歩いてください。

 

意外と迷惑なのが、スマホのライトです。

 

スマホのライトはかなり明るいため、消灯後も寝床でスマホをいじっていると周囲の迷惑になります。

 

日常でスマホが手放せないという人も多いと思いますが、山登りの時ぐらいスマホから離れて過ごしてみてくださいね。

 

2.スペースは必要最低限に

山小屋は、宿泊希望の人は全員受け入れるのが原則です。

 

予約なしで利用する人もいるため、日によってはかなり混雑します。

 

そんな中でも快適に過ごすためには、1人で広いスペースを占領しないようにして、互いに思いやりの心を忘れないことです。

 

自分のゴミは自分で持ち帰る

山小屋では、自分のゴミは自分で持ち帰るのが基本です。

 

置いていってもいいものは、山小屋で購入したペットボトルや缶飲料のゴミだけ。

 

ティッシュやお菓子のゴミなど小さなものも含め、自分で出したゴミはビニール袋に入れて持ち帰るようにしましょう。

 

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