登山の基礎知識とマナー

 

登山の時には「山のルール」を守らなくてはいけません。

 

山火事や遭難など、「初心者だから知らなくても大丈夫」で済まされないこともあります。

 

お互いが気持ちよく登山を楽しむために、山のルールについて知っておきましょう。

山登り

 

 

登山とハイキングの違いとは?

似ているようで、実はちょっと違うのが「登山」と「ハイキング」。

 

どちらも山を歩くことを意味する単語には変わりありませんが、山登りの楽しみ方や目的によって使い分けられることが多いです。

 

ハイキングの目的は、「歩きながら自然を楽しむ」こと。

 

難易度の高い山に挑戦するというより、過ごしやすい季節に、景色の良い山に登ることが多いです。

 

そのため、ハイキングという言葉は山に限らず、高原や平原など自然を歩くときにも使われます。

 

ハイキング

 

一方登山は、「頂上を目指して山に登る」ことを目的としています。

 

ハイキングのように歩く過程を楽しむというよりは、頂上に着いたときの喜びや感動のために登るといったイメージです。

 

難易度の高い山に挑戦する達成感を味わいたいのであれば、ハイキングより登山が向いています。

 

ただし、本格的に登山をするには、それなりの準備が必要です。

 

登山を始める前には、基本的なアイテムを揃えておきましょう。

 

知っておくべき5つのマナー

登山中に注意しなければいけないことはたくさんありますが、ここでは最低限知っておいてほしい5つのマナーをまとめました。

 

登山前にもう一度読み返して、実践できるようにしておきましょう。

 

1.人とすれ違う時は挨拶を

現代の生活では、見知らぬすれ人たちに挨拶することはほとんどないかもしれません。

 

でも、山ではすれ違う時に挨拶をするのが基本です。

 

反対側から来た人とすれ違う時には

 

 

こんにちは!!


 

前の人を追い抜いていくときには

 

 

お先に


 

と挨拶します。

 

すれ違ったのが海外の人だったとしても「外国の人だから英語を話さなきゃ・・・」と構えなくても大丈夫。

 

すれ違いざまに挨拶するのが常識の山では、たとえ言葉が通じなくてもちゃんと笑顔が返ってきます。

 

実際に挨拶してみるとわかるのですが、「こんにちは」と声をかけてもらえると案外嬉しいものです。

 

登山に挑戦するときは、積極的に挨拶を交わしてみてください。

 

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2.安全第一で道を譲る

道幅が広ければ問題ありませんが、狭い山道ですれ違う時は「登りの人」が優先です。

 

理由は、下り優先にすると岩や石が下の人に落ちてしまう可能性があるからです。

 

ただし、登り優先は絶対ではありません。

 

ケースバイケースです。

 

登りが20人以上のグループ・下ってきたのは2人組だった場合

 

登りを優先にすると20人とすれ違うまで待たなければいけませんね。

 

この場合には、少ない人数の2人組を先に行かせるのがベターです。

 

危険な道の例

 

登り優先ではなく「安全な側にいる方が譲る」ようにします。

 

山側にいる人と谷側にいる人では、万が一ぶつかった時に危険なのは谷側の人です。

 

この場合には、山側にいる人が道を譲るようにしましょう。

 

山では、安全に登ることが第一です。

 


「登り優先だから」と状況を見ずに判断するのではなく、状況に合わせて道を譲るようにしましょう。

 

3.コースを外れない

登山中にコース以外でショートカットできそうな道が見つかることもありますが、あらかじめ決められたコースを勝手に外れてはいけません。

 

コースになっていない場所は、道が整備されていません。

 

山登りコース

 

パッと見た目に安全そうに見えても、草むらの下が崖になっていたり、足場が悪くて転落してしまうかもしれません。

 

その他、貴重な動植物を守るためにコースから外している可能性もあります。

 

登山中は、決められたコースを守るようにしてください。

 

4.動植物は持ち帰らない

山では、普段見られないような景色を楽しむことができます。

 

登山の感動を分かち合うために、家族や友達のために何か持ち帰りたいという気持ちにもなるかもしれません。

 

でも、山の動植物を持ち帰ることや、採取することは禁止されています。

 

「自分一人くらい大丈夫だろう」と思う人が大勢いると、山の自然が壊されてしまうからです。

山

 

登山客の増加に伴って、貴重な動植物が絶滅の危機にある山が増えてきています。

 

登山は、そこにある自然を楽しむようにしましょう。

 

美しい景色を分かち合いたいのであれば、その場で写真を撮るようにしてください。

 

5.ゴミは持ち帰る

地上では色々なところにゴミ箱が設置されていますが、山では基本的にゴミ箱はありません。

 

登山中に出たゴミは、各自で持ち帰るのが山のマナーです。

 

「バナナの皮や食べ残しは土に返るから」といってポイ捨てする人もいるのですが、それらの積み重ねが山の自然を壊します。

 

また、お菓子の袋やラップ類など、人工的に作られたものは何年も山に残ってしまいます。

 

山登り中に、あちこちにゴミが落ちていたらどう思いますか?

 

気持ちよくないですよね・・・。

 

ゴミを持ち帰るのは面倒だと思うかもしれませんが、「山に登らせてもらっている」という謙虚な気持ちを忘れないようにして必ず持ち帰りましょう。

 

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