登山用バーナー選び方

キッチンのコンロ代わりになって活躍してくれるのが、登山用バーナー。

バーナー

 

 

手入れ次第では10年以上長持ちするものなので、使い勝手のいい一台を手に入れたいですね。

 

登山用バーナーの種類やそれぞれの特徴についてまとめました。

 

あると便利なアイテムや、その選び方についてもご紹介します。

 

燃料別!バーナーのメリット・デメリット

登山用バーナーで火を使うためには「燃料」が欠かせません。

 

ここでは、燃料を「液体」と「ガス」の2種類に分類してそれぞれの特徴をまとめています。

 

液体燃料式

<メリット>

  • 経済的
  • 火力が安定している

<デメリット>

  • 着火が面倒
  • 重たい

ガソリンや灯油といった液体の石油燃料を使用するのが、液体燃料式のバーナーです。

 

液体燃料式のバーナーを使う一番のメリットは、経済的だということ。

 

ガスに比べて燃料そのものが安く、しかも燃料を自分で詰め替えできるのでコストパフォーマンスに優れています。

 

しかも、ガスカートリッジ式と違って常温状態の燃料を使用するので、火力が落ちてしまう心配がなく、低温環境でも問題なく使えます。

 

一方のデメリットは、着火作業が面倒なこと。

 

点火する前には、バーナーヘッド(燃料が噴き出すところ)をあらかじめ熱しておく必要があります。

 

また、ガスと比べると重たいので、荷物の軽量化を最重要視する人には向きません。

 

ガスカートリッジ式

<メリット>

  • 操作が簡単
  • 軽い

<デメリット>

  • 使い捨てなので不経済
  • 火力が落ちやすい

気体のガスに圧をかけて頑丈な金属製カートリッジに入れたものが、ガスカートリッジ式です。

 

ガスカートリッジ式のバーナーを使う一番のメリットは、操作が簡単だということ。

 

点火装置が付属しているものも多く、ボタン1つで着火できるものも多いです。

 

ガスボンベを装着して使う、家庭用ガスコンロのようなイメージです。

 

液体燃料と比べて軽いのが魅力ですが、気圧の低い場所が苦手で、しかも火力が徐々に下がってしまうというデメリットがあります

 

そのため、最大火力で長時間使い続けたいという人には向きません。

 

また、ガスカートリッジ式のガス缶は使い捨てです。

ガス缶

 

詰め替えの手間がなく楽だと考えるか、使い捨てだから不経済だと考えるかは、登山頻度次第といったところ。


総合的にみると、手軽さではガスカートリッジ式、コストパフォーマンスの良さでは液体燃料式に軍配が上がります。

 

バーナーの特徴をチェック!

登山時の荷物は、少しでも軽くしたいところです。

 

でも、軽量化だけを重視して登山用バーナーを選んでしまうと、バーナー以外の別アイテムが必要になってしまって本末転倒になってしまうことも。

 

どのような機能が必要なのかをしっかり見極めて選びましょう。

 

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分離式?それとも一体型?

登山用バーナーは、燃料を入れるカートリッジと、燃料が噴出するバーナーヘッドで構成されています。

 

カートリッジとバーナーヘッドが別々になった「分離式」のメリットは、安定感があることと、ナベやフライパンを乗せる五徳の部分が大きいこと。

 

一方、カートリッジとバーナーヘッドが1つになった「一体型」は、コンパクトなので収納性に優れています。

 

調理のしやすさを重視するなら安定性のある分離型、持ち運びのしやすさを重視するなら一体型がおすすめです。

バーナー

 

風防は必要?

登山用バーナーは、家庭で使用するコンロと違って風の影響をもろに受けます。

 

風が当たると炎が揺れてしっかりとナベを熱することができないのはもちろんのこと、燃費が悪くなってムダに燃料を消費してしまいます。

 

ここで役に立つのが「風防」です。

 

風防を考えた仕様のバーナーの場合、風が当たっても炎が消えないように工夫されていたり、風が当たりにくい工夫がなされています。

 

例えば、登山家に人気がある「プリムスP―153ウルトラバーナー」は、五徳部分がX型になっているのが特徴です。

 

X型になっていることで4つの空間ができ、1区画が風で消えてしまっても、残りの3区画は着火を保てるように工夫されています

 

バーナー

 

なお、軽量化タイプやコンパクト性を重視したタイプには風防がついていないものも多いです。

 

その場合は、別途スクリーンタイプの風防を用意してもいいでしょう。

 

風防は、アウトドア用品店もしくは、楽天やアマゾンで1,500〜3,000円程度で手に入ります。

 

小さく囲むとバーナーの炎と接触して危ないので、風下を広げ気味にして立てるようにしてください。

 

100円均一に売っているレンジフードを代用するという方法もありますが、風で煽られると危ないのでおすすめできません。

 

レンジフードを使う場合には、風で動かないように固定するなどの工夫が必要です。

風除け

 

あると安心!ライターとマッチ

ボタン1一つで着火する点火装置付きのバーナーが増えてきていますが、気圧や気温が低い場所ではうまく点火しないことがあります。

 

富士山で使おうとしたら点火装置がうまく働かなかった・・・というトラブルは、結構多いです。

 

火がつかなければ調理ができませんから、点火しなかった時のことを考えてライターとマッチは用意しておきましょう。

 


なお、ライターは「フリント式(ヤスリ式)」のものを用意してください。

 

電子式ライターは点火装置と似た仕組みなので、うまく機能しない可能性があります。

 

手持ちのライターがどの方式なのかについては、火のつけ方によって見分けることができます。

 

回転式のヤスリを回して火をつけるのが、フリント式
火をつけるときにボタンを押すだけでいいのが、電子式

 

マッチは普通のものでも構いませんが、天候の変わりやすい登山では「防水マッチ」があると安心です。

 

普通のマッチは濡れるとボロボロになって使い物になりませんが、防水マッチなら乾かせばちゃんと火がつきます。

フリント式

電子式

 

日本たばこ産業株式会社ホームページ写真を引用

 

防水マッチ

防水マッチ

 

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